ECサイトはインターネット上で販売を行いますから、小売業としては特殊な形だと考えられがちです。しかし、一般消費者に対して販売すると言うことですから、実店舗でものを販売しているのと大きな違いはないと考えられます。基本的には同じようなものだと考えておくべきでしょう。

まずは、ECサイトを構築していくためのシステム（サービス）選びをしなければなりません。ASP型やECパッケージが主流で、企業の規模や将来性に合わせて選ぶ形となりますが、最近ではクラウドECといった２つの中間地点ぐらいにあるサービスが主流のようです。あくまでも大事なのはECサイト制作よりもその後の運営なので、その点からも拡張性の高いクラウドECはいい選択といえます。とくにクラウドECの中でも「メルカート」というサービスは、多くの有名企業のECサイトで用いられるECパッケージ「ecbeing」をベースに作られたクラウドECになります。クラウドECとしての拡張性は元より、今後の拡大でecbeingに移行させる時でもスムーズに移行できるので非常に計画性の高い選択肢といえるでしょう。

ECサイトではセキュリティなども重要視されますが、クラウドECなら最新のセキュリティに一括でアップデートすることも可能です。これはクラウド環境を活かし、ASP型の良い点を引継いでいるといえます。また、売れるECサイトというのは外部システムと連携して様々なマーケティング活動を行うものです。その点は、拡張性の高いECパッケージが開発のベースにあるため、システム上での制約はほとんどないといっていいでしょう。

リアルの店舗でも、セキュリティや店構えもしっかりしていないお店で、かつトレンドでもないお店になんか誰も行きませんよね？そういったことのないECサイトがクラウドECなら構築可能です。初期投資はそれなりに掛かっても、家賃程度の数万円の月額費用を考えれば実にバランスのいい選択肢といえるでしょう。